あれから11年。
今日で阪神大震災から11年。
あの地震がなければ、
きっとその後の7年間はなかったと思うぐらい
妻の人生を変えた出来事だったと思う。
その7年に限らず、
その後の妻の生き方や考え方にも大きく影響している出来事。
地震が発生したその時刻に起きていなくても
黙祷をしている気持ちは変わらないし、
震災に対しての気持ちを持ち続けることが大切だと思うし。
で、ずっと先延ばしにしていた大片づけをいよいよ開始。
あの時のことを思えば何でも捨てられる、と改めて思う。どっさりばっさり。
震災を経験してモノに対しての執着とかが全くなくなった。
物欲はあるけれど(笑)、持っているモノに対しての執着はカケラもなくなった。
いわゆるプライスレスな品々(アルバムとか)に対しても同じ。
生きてさえいれば思い出は自分の中に刻まれているし、
新しく思い出を積み重ねていくことだって出来るから、そう思うようになったから。
ただし、コレはあくまでも妻の価値観だけど。
(注:アルバムとかそういう品々を簡単に捨てられるということではない)
4/20に購入した「人生ピロピロ(さとなお著)」はそういった面で妻の目に留まった本。
この本を購入をしてからさとなおさんのHPを拝見するようになった。
とりわけココとか、ココってそうそう!という感じで。
エッセイを読むのは基本的に苦手な妻なのだが、
文体とか感性とかかなりお気に入りになって一気にピロピロも読んでしまったし、
ぶっちゃけ電車で読んでいて何度怪しい人になってしまったことか(笑いを堪えるのに)。
1月2日のさなメモ「あなたがむなしく生きた今日は」を読んで私自身も改めて思った。
「あなたがむなしく生きた今日は、昨日死んでいった人があれほど "生きたい"と願った明日」
一日一日を大切に生きていきたい、と。
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